FEATURE /諭吉佳作/men
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B SIDE SHIFT — VOL.04

諭吉佳作/men

Text _ Solidus編集部

10代から楽曲制作をスタートし、シンガーソングライターとして独自の世界観を築いてきた諭吉佳作/men。歌うことへの純粋な愛着と、自分をなくしたいという相反する感覚を抱えながら、昨年10月には初のインストアルバムをリリースした。

今回は諭吉が思い入れを持って聴き続けてきた一曲と、その背景にある記憶や感覚について話してもらった。

ご自身のご職業について教えてください。

ミュージシャンです。個人の音楽活動に加え、コラボレーションや楽曲提供などもしています。

普段どのような環境や時間の中で音楽を聴くことが多いですか?

制作中にその曲を聴いているのはもちろんですし、家の中で、散歩中、移動中など、耳がフリーな時間のほとんどで聴いています。

今回ご紹介いただく楽曲を教えてください。

THE NOVEMBERS - 消失点

Apple Music で聴く

その楽曲との出会いや、思い出を教えてください。

私にとっては、高校への通学時に最もよく聴いたアルバムのひとつでした。私は単位制の自由な学校に通っていたので、学校的な閉塞感は一般より少なかったと思うのですが、それでもその年頃なりに鬱屈していたと思うし、世はコロナ禍でもありました。電車の中でも、駅から学校へ向かう道でも、周辺を散策しているときも、イヤフォンをしていました。

このアルバムの特に "消失点" は、暗澹な歌いで情勢とリンクする行き詰まりを伝えつつ、そういったものをふっと突き抜けていく自然や視点、存在するということを、軽やかかつ確実なリズムに置き換えていくように思えました。私はこの曲に合わせて歩き、すれ違う人や変わる景色、靴底から伝わる地面の固さを歌詞と重ね合わせて、外から見たらただイヤフォンをして歩いている人ですが、私は強かさを隠し持って過ごすことができていました。

CDはその後、ぜひ持っておくべきだなと思って購入しました。

その楽曲が、今のあなたに与えている影響はありますか?

学校に関する思い出がとても少なく、かといって無用と割り切ることもできずに、学校には未だ複雑な嫌悪と憧憬を持ったままでいるので、私の些少な学生生活とともにこの曲があり、私を強くしていたということはひとつの思い出になっています。こんなにかっこいい曲を聴きながら通学していたなんて、という感じです(笑)

また、"The Novembers" の周辺や影響元のアーティストにも繋がって、特にロックやバンド形態のアーティストの音楽を聴くきっかけを与えてくれました。

最近気になっているアーティストや楽曲はありますか?

ちょうどこのインタビューを受けているとき、韓国のアーティストであるPARのアルバム "My Soul"(原題:"나의 소울" )がリリースされました。創意的でハッとするような電子音楽でありつつ、歌も素晴らしいのが特徴だと思います、今作もすごく良いです!

日々の生活の中で大切にしていることを教えてください。

気になったことはやる、環境が整うより先にやれることをやってみる、みたいな感じでしょうか。大切にしているというよりは癖でもあるかもしれません。音楽もそれ以外のことも、なんでもやってみたいと思うことが多いです。

今後の活動について教えてください。

夏のうちに新しいシングルをデジタルリリースできたらいいなと思っています、まだ確実な予定ではありませんが……。InstagramやTwitterなどSNSで都度最新の情報を発信しています。

PROFILE

諭吉佳作/men

2003年生まれの音楽家・作詞作曲編曲。
個人の音楽活動以外にコラボレーション。楽曲提供やサウンドトラック、執筆やイラストレーション、映像など。

INSTAGRAM

@ykckskmen

APPLE MUSIC

諭吉佳作/men

SOUNDCLOUD

yukichikasaku

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